トートバッグを探して2ヶ月。
ようやく見つかった。
10年使ったaniary(アニアリ)のレザートートがもうクタクタだったので、久しぶりに新調することに。色々探して、東急ハンズ・オリジナルの「ガッドワークレザートート」を購入しました。高級感もあり、ビジネスで使ってもおかしくない。サイズも大きく、ポケットもたくさん。収納力も問題なし。ようやく出会えました。
長かった。
そのシンプルさゆえ、トートバッグは選ぶのが難しい。今回の記事は、私のごとく”トート沼”にはまってしまったビジネスパーソンの光明となって欲しい。そう切に願います。
きちんと感、サイズ感、そして値段。ビジネス用のトートバッグ選びって難しいよね。
トートバッグが好きだ。
モノの出し入れが楽だし、持ち運びが楽ちん。ラク&チン、なわけです。
ですが、シンプルゆえに奥が深い。
- ビジネスでも使えるフォーマル感、きちんと感はあるか?
- 安っぽく見えないか?
- 革の質は良いか?
- デザインがレディースっぽくないか?
- 荷物が十分入るか?
- 予算にあってるか?
人それぞれ譲れない条件はあるはず。自分の希望をみたす「運命のトート」にはそう簡単には出会えないわけです。私の場合は、クライアントのオフィスにお邪魔することも多いので、まず「ビジネスで持っても恥ずかしくない」が最重要。加えて、荷物も比較的多いので収納力も外せませんでした。
東急ハンズ・オリジナルの「ガッドワークレザートート」が最高だった。
ふと、横浜駅の東急ハンズで見つけたのがこのトートバッグ。東急ハンズのオリジナル(PB)との事。「ハンズってカバンも作ってるや」と興味本位で手に取ってみる。
ほう。
これ、良いかも。
いや……。
良い!
条件を満たした理想のトートに出会った瞬間でした。
姫路レザーの高級感と堅牢(けんろう)性
ガッドワークレザートートは姫路レザーを使用しています。
姫路は皮革産業が盛んな地域で日本の皮革製品流通の7割を担うほど、らしい。電車の吊り革もレザーでできているほど(嘘)。日本で他に有名なのは栃木レザーあたりでしょうか。姫路レザーはクロムなめし、栃木レザーはタンニンなめしと加工法が大きく違います。
クロムなめし(化学品)はタンニンなめし(植物由来)と比べると、経年劣化が少ない堅牢な革に仕上がります。そのため、ビジネスバッグのようにずっと使うものに向いています。手触りは、しなやかですがきちんと芯のある硬さなので、型崩れもしにくく長く愛用できます。
いっぱい入って、すぐ取り出せる。それは正義。
サイズ展開はMとLの2種類。荷物が結構多い私はLにしました。1泊くらいの出張であれば、これ1つでいけるくらい入ります。
Mサイズ……幅38cm x 高さ31cm x 奥行き14cm
Lサイズ…… 幅43cm x 高さ33cm x 奥行き14cm
私の普段の荷物はこんな感じ。
- PC
- 財布
- ワイヤレスイヤホン
- ノート
- モバイルバッテリー
- USBケーブル
- 名刺入れ
- 定期入れ
- キーケース
- 目薬
- 汗拭きシート
- 本
「なぜか毎日のようにカバンの中で家の鍵が行方不明になる問題」
マンションのオートロック前でカバンの中をガサゴソ。そうこうしている間に、中から住人が出てくる。不審者っぽい視線を浴びたような気がして、つい「いや、、、鍵が出てこないだけで住人ですよ!?」と心の中で叫ぶ。その住人のおかげで開いた自動ドアをくぐるのは余計に疑念を深めてしまう。どうにかして鍵を取り出し、住人である事を見せつけたい、、。
そんなドラマが週に3日くらいあります。
トートバッグは気軽に物を放り込める反面、中がグチャグチャになりがち。でも、このトートは「これでもか」とポケットが付いているので、物が迷子にならない(とはいえ、ポケットがかなり多いので、場所を決めておかないと逆に迷子になりそうですが)。
ちょっとした出張にもこれ一つで。
ガッドワークレザートートのLサイズを使っていますが、1泊程度のちょっとした出張であれば十分入ります。
- ノートPC
- 会社用スマホ
- モバイルバッテリー
- 着替え(シャツと下着)
- ノート
荷物としては大体これくらいなのですが、普通に入る。
昔はPC用バッグを別に持っていましたが、結構大変なんですよね。やはり、荷物がコンパクトなのは正義。
出張の荷物をスマートにする便利グッズも活用しよう
ガッドワークスレザートートはたくさん荷物が入りますが、あまりにパンパンに入れたり、インナーポケットに小物を入れすぎると型崩れの原因になります。(モバイルバッテリーの角がバッグの表面をにあたったり)。
そのため、出張時にはバッグの中の収納を工夫することで、さらにコンパクトに持ち運べますし、モノが迷子になることを防げます。
Ankerのパススルー充電器はPCもスマホも。
出張の荷物でかさばるのが、ノートPCのACアダプタではないでしょうか。
2つに分離させて、束ねてマジックテープで止めるやつですね。重いので持っていきたくない。けど、出張先で充電が切れてはならない。私も以前は嫌々持っていってたのですが、Ankerのパススルー充電器を購入してからはその煩わしさは無くなりました。
私の所有しているAnkerのパススルー充電器は、USBポートが2つあるのでPCとスマホ、スマホとワイヤレスイヤホンなど複数を同時に充電しています。
バッグインバッグで細かいものはまとめる。
出張って、細かい荷物が増えますよね。
- 会社支給のスマホ
- 会社支給のポケットWi-Fi
- モバイルバッテリー
- USBケーブル
- 資料の入ったUSBメモリーなどの記憶媒体
などなど。
細かいものをカバンのポケットに入れると、どこに入れたか分からなくなって結果グチャグチャになったりします。出張の時にしか持たないものってカバンの中での定位置がないので、「あれ、どこのポケット入れたっけ?」という探索が毎回起こります。
私はこれが煩わしくて、YOUBOKU TOKYOのバッグインバッグを使っています。サイズが丁度いいことや、口が大きく開いて中に何が入ってるか見やすいのも魅力。あと見た目。
バッグインバッグにはパススルー充電器、Mac用のUSB・SDポート、イヤホン、SDカード、目薬、ノドぬーる、カメラのレンズなどを入れています。
トート沼がこんなに深いとは。
久しぶりに納得感のある買い物でした。今回新調したトートも長く使えそうです。それにしても長かった私のトート探し。
たかがトート。
されどトート。
そのシンプルゆえに奥が深く、「フォーマル」と「機能性」の間で微妙に揺れ動く企業戦士の感傷。
2ヶ月も探しまった結果、私のiphoneのブラウザはトートバッグを検索したタブに埋め尽くされました。その分、出会った時の感動も計り知れず、このように長々と記事にしたためました。みなさんのビジネス・トート選びの一助になると幸いです。