MENU
Takaprex
本サイトの運営をしています。FUJIFILMのカメラと喫茶店と開高健の小説が好きです。

ノスタルジックな商店街に異世界が広がっていた | 伊東 「エリーゼ」

  • URLをコピーしました!

伊東駅に降りると、5月とは思えない暑さだった。


今年のゴールデン・ウィーク。


“withコロナ”にも慣れてきて、少しだけ遠出してみようかと近場の熱海・伊東に向かった。2日目の朝10時30分、帰りの電車までの時間を潰すため伊東駅の周辺を散策してみる。


レトロな街並みが好物な自分には、時間が止まったかのような空気感がたまらない。



駅から商店街に入ってすぐ、エリーゼという喫茶店がある。


ショーケースに入ったカラフルなコーヒーカップが目を引く。外はメチャクチャ快晴なのに、店内を除くと薄暗い。喫茶店というのはいつも薄暗くて、どこか外と断絶されたような佇まいを見せるけれど、エリーゼもまたドアの向こうには異空間が広がっている事が約束された面構え。

店内に入ると女性の店員さんが窓際の席に案内してくれた。店内には他のお客さんはいなかったけれど、「伊東駅から数十秒の距離だし、地元の常連さんよりも観光客が多いのかもな」と思いながら席につき、朝からパフェを頼む。

さすがに朝からパフェは重いかなと思いつつ、妻と二人で食べると割と一瞬だった。「This is フルーツパフェ」といった超オーソドックス・スタイルなフルーツパフェは完全に予想通りの味で、完全に美味しい。

異空間フェチっていう人種がこの世にいるのかは知らないけれど、いたとしたらきっと刺さる。

思ったよりも話し込んでしまって、1時間経つかというところで店を出た。妻とは共通の趣味らしいものは無いけれど、古い喫茶店が好きなところは気が合う。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次