先日、横浜の大貫カメラさんでFUJIFILM純正のMマウント用変換アダプターを中古で安く入手しました。MマウントレンズはライカM6用に持っていたものですが、せっかくなら手持ちのデジタルカメラでも使ってみたいなと思い購入しました。
ちなみにFUJIFILMはなぜか、FUJIFILMのカメラでライカのレンズ(Mマウントのレンズ)を使えるように、アダプターを純正品として販売している変な会社です。FUJIFILMカメラ作りの根底にはどこか昔のライカへの憧れみたいなものが滲み出ているような気もします。
私が使っているマウントアダプターはFUJIFILMが純正品として生産しているMマウント用のアダプターです。
今週末、特に撮影などもなく暇だったので、試しに色々撮りました。
カメラは全てFUJIFILMのX-H1。レンズはNokton Classic 35mm F1.4とLeica Summicron 50mm F2.0(第二世代)です。写真はなるべく参考になるように全部撮って出しのjpegです。フィルムシミュレーションはProvia。
Fujifilm X-H1 x Nokton Classic 35mm F1.4
まぁ、NokotonをFujifilmのカメラに付けるなら、X-Proシリーズに付けるのが王道なんでしょうが、、、Proシリーズ持ってないのでね!X-H1につけてます。
以前、Noktonはこちらの記事でも紹介しましたが、結構色がハッキリ出ます。現代のレンズなので当たり前ではありますが、コッテリした色味が好きな人にはおすすめ。
Fujifilm X-H1 x Leica Summicron 50mm F2.0
次はライカのズミクロン。
私が持ってるのは第二世代。
Noktonほどはコッテリしていないですね。30年前くらいのレンズの割によく撮れます。さすがライカ。Fujifilmのカメラ全般に対して思うのですが、私はその色の表現にわざとらしさを感じる事がよくありまして。。。いやね、Fujifilmの色味が好きつって使ってるファンも多いし、編集しなくてもエモくていい感じになるのは素晴らしいんですけど、どこか無理してる感じがするんですよね。たまにですけど。
そういう意味ではライカのSummicronの描写というのは、もっと肉眼に近くて、わざとらしさの無い色味だったり綺麗な諧調表現な気がします。その場の空気感を切り取りたいスナップシューターにはやはり良いレンズなのだとつくづく感心します。
スナップで使うなら35mmかもっと広角が良いと思う
FujifilmのXマウントはAPS-Cなので、フルサイズ換算の約1.5倍の焦点距離になるワケです。なので、35mmレンズなら大体50mmになるし、50mmレンズなら75mmになるわけです。
で、私の持ってるSummicronは50mmなので、Fujifilmにつけると75mmの画角になるんですよね。簡単にいうと狭くなるわけです。これってスナップ撮るにはかなり狭いんですよね。なのでスナップシューターの人は35mmレンズもしくはそれより広角なレンズをつけた方が撮りやすい。あと、寄れないのでカフェとかでテーブルのコーヒー撮るとかもかなりキツいです。
まぁ、デジタルでライカのレンズ使いたいし、しかもスナップ取りたいならQ2買えばって話なんですけどね。でも、買えないじゃん。高いじゃん。はぁ、、、。
というワケで今回はNokton Classic35mmとSummicron50mmをFujifilmで使ってみました。どっちのレンズが良いとか悪いはないと思いますが、コッテリした色味でシャープな描写がいいならNokton(あと、安い)。自然な描写や空気感を大事にしたいならSummicronですかね。
また、時間ができたら作例を撮り溜めたいと思います!