写真を副業にしたい!けど、実際どれくらい稼げるものなの?
こんな疑問を解消します。
2020年から副業カメラマンをやっています。稼ぐ仕組みや、どれくらいの収入を得られるかご紹介しますね。
写真で稼ぐにはどんな方法があるの?
最近、副業としてカメラマンをする人が増えていますね。
「副業カメラマン」「週末カメラマン」と呼んだりもします。
代表的な稼ぎ方は3つ
副業カメラマンとして収入を得る方法は主に3つあります。
出張撮影で稼ぐ
一番ポピュラーな方法です。
写真を撮影しデータを納品して対価を得ます。主な撮影ジャンルは以下のように色々あります。
個人のお客さまからの依頼例:
- 家族写真(ニューボーン・七五三・入学など)
- イベント撮影(結婚式の前撮り・成人式・卒業式など)
- プロフィール写真(SNS用・マッチングアプリ用・婚活用など)
法人のお客さまからの依頼例:
- 商品撮影
- 店舗撮影
- 社員のプロフィール撮影
こういった撮影の市場は広がっています。
撮影ニーズが増加している背景
- カメラマンのマッチングサイトが急速に広がっている
- マッチングアプリや婚活アプリなど「盛れてる自分の写真」への需要が高まっている
- BASEなどの登場でECサイトを始める人が増え、商品撮影への需要が高まっている
スマホで誰でも写真を撮れる時代ですが、「プロが撮った写真」への需要はむしろ増えています。
ほうほう。で、1回の撮影でどれくらい稼げるの?
参考までに、副業カメラマンが撮影で得られる収入相場は以下のとおりです。
撮影1回(60分程度)あたり8,000〜15,000円くらい
マッチングサイトに登録して撮影依頼をもらった場合の相場です。もちろん、もっと高単価で依頼をもらえるケースもありますが、相場感としてはこれくらいです。
機材さえあれば始められるので、初心者にもおすすめです。ただ、参入障壁が低いということは当然競争も激しいので、最初はなかなか依頼が入りませんが地道に頑張れば増えていきます。
2. ストックフォトの販売で収入を得る
ストックフォトというサービスをご存じでしょうか?
WEBサイトなどに写真を使いたい人が使用料を払うことでダウンロード・掲載ができるサービスです。
Shutter Stock, iStock, Adobe Stockなどのサイトが有名です。
有名なストックフォトのサイト
- Shutter Stock
- iStock
- Adobe Stock
カメラマンに入る報酬:写真1枚につき30円くらいから
写真が購入されると、その写真を撮ったカメラマンに報酬が生まれます。
ストックフォトの種類やカメラマンのランクによって報酬体系はまちまちですが、おおよそ30円〜が相場です。撮影依頼の仕事に比べると、「いい写真」ではなく「ダウンロードされる写真」を撮るセンスが必要なので、結構難しいジャンルです。
3. スキル・ノウハウの販売
実績がある人に限られますが、写真のスキルを販売する方法です。
講座を開催したり、noteにまとめて有料販売をしているカメラマンもいます。
フリーランスのカメラマンが収入の足しに行なっているケースが多いですが、副業カメラマンでも実績があれば、このビジネスモデルでも収益を生む事ができます。ただ、権威性が必要な稼ぎ方なのでハードルは一番高いです。
出張撮影でどれくらい稼げるの?【実績公開】
出張撮影で稼ごうと思ったら実際にどれくらい稼げるものなの?
私のようにサラリーマンが副業として撮影するケースでお話しますね。
Takaprexの実績(月あたりの平均)
2020年:月に1万円
2021年:月に4万円
2022年:月に10万円
2020年はまだ駆け出しだったのと、コロナの感染が始まったばかりの頃で自粛の意識も強かったので収入は低かったです。
どこから依頼を得ているか?
私の場合、8割がカメラマン・マッチングサイトで残りの2割がインスタグラムからの依頼です。
マッチングサイトは手数料が引かれてしまうので、1件あたり約1万円の利益。インスタグラム経由は12,000円程度の利益です。
利益だけ見るとSNSの方が良さそうに見えるかもしれませんが、マッチングサイトは集客力に非常に優れているので、活用をおすすめします。カメラマンのマッチングサイトを活用するメリットや、おすすめのサイトは下記の記事で紹介しています。
現実的にどれくらい稼げるの?
私のようなサラリーマンは土日祝日しか撮影ができません。編集作業なども考慮すると月15件程度が限界なので、計算すると10〜15万円/月くらいになります。
まとめ:せっかく写真が趣味ならそのスキルで人を幸せにしよう!
今回、副業カメラマンとして収入を得る方法について説明しました。
「趣味を活かして副業にしたい」と思う方は多いと思います。幸いなことに、副業カメラマンは始めやすくなってきていますし、需要も増えています。
ですが、「写真=お金を稼ぐ手段」となってしまうと、上手くいきません。
撮影の依頼者にとって、撮影は非常に大切なイベントです。結婚式など一生に一度のイベントということも多々あります。稼ぐよりも先に、自分の撮影技術で人を幸せするというマインドが非常に重要です。
それは私たちが写真を学んだからこそできること。素敵な写真を撮りましょう!