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Takaprex
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副業カメラマンがカメラ以外に揃えておくべきもの3つ

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悩んでいる人

写真が趣味なので、副業カメラマンを始めたい!仕事として撮影をするためにカメラ以外に必要なものってあるの?


そんな疑問にお答えします。

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副業カメラマンを始めるには、カメラ以外にも必要なものがあります。今回は、まず最初に揃えておくべきものを紹介しますね。

この副業といえど仕事ですので、趣味の撮影とは揃えるべきものも変わりますので、何が必用かチェックしましょう。

目次

仕事と趣味では撮影に必要なものが変わる


「趣味としての写真撮影」と「仕事としての写真撮影」は似て非なるものです。

趣味としての撮影:自分の好きな時に、好きな写真を撮る。
仕事としての撮影:依頼を受けた時に、求められたものを撮る。



趣味は自分中心ですが、仕事は相手(クライアント)が中心です。納品物となる写真にはそれなりのクオリティが求められますし、データの消失などあってはなりません。



副業が専業かはクライアントにとっては関係ありません。「副業だからそこそこの写真でOK」とか、「ミスがあっても多めに見てくれるだろう」という考えは通用しないので、きちんと備えましょう。


今回はカメラ以外のツールについてご紹介します。



カメラやレンズについては下記の記事で紹介しています。

副業カメラマンになるには 〜 まずこの4つを揃えよう!



まず必要なのは、大きく分けて以下の3つです。

  1. 画像編集ソフト
  2. ストレージ
  3. ポートフォリオ


1つずつ説明していきます。

1.画像編集ソフト

仕事の場合、撮った画像をそのまま納品はできません。RAWファイルをレタッチ(画像編集)で美しく仕上げてJPEGに書き出す作業が必要ですが、そのためには画像編集ソフトが必要です。

出典:LOVEGRAPH


カメラマン・マッチングサイトの作例に並ぶ、こういった美しい写真の色味や雰囲気はカメラで撮っただけでは表現できず、レタッチ(画像編集)しないと出すことができません。そのためには画像編集ソフトが必要になります。


画像編集ソフトとは:
RAW形式ファイル(写真になる前の生のデータ)を取り込み、明るさ、色味、コントラスト、質感などを編集して、JPEG形式ファイル(現像されて写真になったデータ)に書き出すためのアプリケーション。


仕事の撮影では、必ずカメラのデータ保存形式をJPEGとRAWの両方で保存するようにしましょう。JPEGだけ保存する設定だと編集作業に耐えられません。




代表的な画像編集ソフトを紹介します。

Lightroom(ライトルーム)

Adobe(アドビ)が提供する写真編集ソフトの定番です。



Adobeの画像編集ソフトといえばPhotoshop(フォトショップ)が有名ですが、Lightroomは写真の編集に特化させたソフトです。私もLightoroomを使っています。

Lightroomがオススメな理由は、世界中で利用者が多いからです。

利用者が多いと、ネット上でのノウハウが充実しますし、プリセットもたくさん売られているので上達が早いです。一番メジャーな写真用編集ソフトなので、とりあえずLightroomにしておけば間違いはありません。

参考:「プリセット」は明るさやコントラスト、色味などの設定が組まれたファイルで、自分の撮った写真に適用すると簡単に素敵な編集ができます。

プリセットの例(出典:CURBON)


Lightroomは月額のサブスク(Creative Cloudというサービス名)で使うことができます。Illustrator(イラストを描くソフト)やPremire Pro(動画編集ソフト)などは必要なくて「写真編集だけ!」っていう方は一番安いフォトプラン(月1,000円くらい)がおすすめです。

Capture One(キャプチャーワン)


Lightroomと並んで人気なのがCapture Oneです。Lightroomに比べるとやや玄人好みのソフトかもしれません。



人によって意見が分かれる部分もありますが、Lightroomに比べるとCapture Oneの方が写真のディティールが綺麗に出るという意見や、テザー撮影といってPCに接続して画面上にすぐさま写真を表示させる機能が優れているという意見が多いため、プロカメラマンの中ではCapture Oneを好む人が多いです。



一方、Lightroomほどユーザー数が多くないので、ネット上にノウハウやプリセットが充実していないというデメリットもあります。

Lightroom VS Capture One 比較

両者の特徴をまとめると以下のような感じです。

LightroomCapture One
月額料金(※)1,000円2,000円
操作のわかりやすさ
細部の表現
ノウハウの充実
プリセットの充実
テザー撮影の表示速度
※料金は2022年3月時点。プランによって変動有るが、一番安いものを掲載


Lightroomがオススメな人:
・初めて画像編集ソフトを使う方
・費用を抑えたい方

Capture Oneがオススメな人:
・細部の表現までこだわりたい方
・スタジオでのテザー撮影が多い方


特に強いこだわりがなければLightroomをおすすめします。


誤解がないようにお伝えすると、プロでもLightroomを使ってる人は多いですし、ディティールの再現についても、Lightroomが仕事で使えないということは決してありません。


LightroomかCapture Oneかを問わず、PCのスペックとしてメモリ(RAM)は16GB以上をおすすめします。以前、8GBのPCでLightroomを動かしていましたが、1枚書き出すのに20秒もかかったり、熱暴走してPCが落ちたりしました(泣)



2. データ保存用ツール



仕事の撮影ではRAWファイル形式で保存するのが前提ですが、RAWファイルは1つ50MBくらいあります。1回の撮影で200-300カット撮るのは当たり前で、カメラにはRAWファイルに加えてJPEGファイルも同時に保存されるので、1回の撮影で20GBくらいのデータ量になることは普通です。




私は土日祝日だけ撮影していますが、それでも撮影が重なると1週間で100GB近いデータ量になりますので、PCの内部ストレージだけではすぐにパンパンになってしまいます。納品後も、万が一お客さまがデータを消失してしまうケースに備えて一定期間は保存しておく方がベターです。




そのため、データを保存できるスペースを確保する必要がありますが、おすすめは外付けHDDです。Amazon Photosなど、画像を劣化させずに保存できるクラウドストレージ・サービスもありますが、正直、アップロードとダウンロードが遅すぎて使い物になりません。。。



私はMy Passortというシリーズの2TBを使っていますが、書き込みもスムーズで気に入っています。




3. ポートフォリオサイト


当たり前ですが、作例がないことには仕事を得られません。

悩んでいる人

Instagramでも写真は見せられるでしょ?



確かにインスタをポートフォリオとして使うことも可能ですし、カメラマンのマッチングサイトでもギャラリーで作例は掲載可能です。ただ、デメリットもあります。

Instagramのデメリット

  • 画像が圧縮され劣化する
  • 決まった縦横比でしか投稿できない
  • 写真の順番を入れ替えられない


マッチングサイトのギャラリーのデメリット

  • 画像が圧縮され劣化する
  • 掲載枚数に限りがある



きちんとポートフォリオサイトを作っているフォトグラファーは意外と少ないので、作ることで差別化にもつながりますし、依頼する人から見ても信頼感が増します。コチラの記事ではポートフォリオサイトを作る方法を紹介していますので、ぜひご覧ください。

まとめ:必要なものを揃えたら作例をどんどん作ろう


今回は副業カメラマンを始めるために最低限必要なアイテムを紹介しました。
ですが、道具を揃えるだけではカメラマンとして仕事を得ることはできません。何よりも作例が大事です。



ご自身が誰かに撮影依頼をする場合をイメージしてみて下さい。ウェディングでも家族写真でも、お子さんの七五三でも何でもいいです。作例が無いカメラマンに依頼しないですよね。お客さまに見つけてもらう為には、まず作例が無いと始まりません。



必要なものを揃えたら、ポートフォリオをどんどん充実させていきましょう!

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