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本サイトの運営をしています。FUJIFILMのカメラと喫茶店と開高健の小説が好きです。

【ポートレート初心者向け】モデルさんの探し方4つと注意点

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悩んでいる人

ポートレート撮影を始めたいんだけど、モデルさんってどうやって探すの?


こんなお悩みを解決します。

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ポートレート撮影はモデル探しが大変ですよね。今回は4つの方法を紹介します!


モデル探しは、カメラマンの状況によって適した方法が変わります。

  • 既に作例がある人
  • SNSでフォロワーが一定数いる人
  • 全くの初心者


この記事では、タイプ別に最適な方法をご紹介しますので、ご自身にあったアプローチを見つけてください!

目次

ポートレートモデル(被写体)とは?

「モデル」といっても実は色々な人がいます。

  • モデル
  • ポートレートモデル
  • 被写体


色々な言い方があって、明確な定義もありませんので分かりにくいですが、もし分けるとすれば下記のようなイメージです。

モデル:雑誌や広告など、商品を紹介する媒体で撮影される人

ポートレートモデル(=被写体):自分自身が撮られることをサービスとしている人


個人的な考えですが、明確に「モデル」といえるのは

  • 事務所に所属している
  • 各種メディアに掲載される
  • それによって報酬を得ている


本当の意味でのモデルさんは普通のアマチュア・カメラマンがお願いしたところで、まず撮らせてはもらえません。


一方、被写体をやっている方は非常に多く、撮影もさせて貰いやすいです。ですので、今回は被写体さんの見つけ方をご紹介します。

※この記事では便宜上、被写体・ポートレートモデルを「モデル」として書いています。

モデルさんの探し方

モデルさんを見つける方法


モデルさんを探す方法は主に4つあります。


カメラマンのキャリアやレベルによって最適な方法は変わってきますので、ご自身にあった方法でモデルさんを探しましょう。

撮影会に参加する

ポートレート界隈(かいわい)には「撮影会」と呼ばれるものがあります。

主にアマチュアカメラマンが写真撮影を目的として集うこと。

Wikipedia


撮影会の仕組みは、その撮影会に登録しているモデルさんのスケジュール枠をカメラマンが購入し、撮影をする形です。撮影会で活動しているモデルさんは、アイドルの卵や、学生さんなど様々です。

撮影会のメリット

  • 料金はかかるが、確実にモデルさんを確保できる
  • 撮影会モデルさんは撮られ慣れている人が多い
  • ルックスが一定基準を満たしている

最も大きなメリットは、確実にモデルさんを確保できることです。


SNSなどでは、そもそも撮影依頼を受けてもらうことにハードルがありますが、撮影会は初心者でも問題なく申し込めます。


そして、撮影会で活動しているモデルさんは、基本的に撮られることに慣れています。


ポートレート初心者のうちは、カメラマンがポーズなどをリードすることは難しいため、撮影会モデルさんは頼りになる存在です。

撮影会が向いているカメラマン

作例が全然ない人は、まず撮影会を利用しましょう。

とにもかくにも、作例が無いうちはSNSなどでは撮影依頼を受けて貰えないので、撮影会で確実に作例を積み上げていくのがオススメです。

モデル・マッチングサイト

モデルさんを探すことができるマッチングサイトがあります。


Remember(リメンバー)というサイトが有名ですが、様々なモデルさんが登録されています。


カメラマンが撮りたいモデルさんにサイト上で撮影依頼を出します。モデルさんがその依頼を受ければ撮影が成立する仕組みです。

マッチングサイトのメリット

  • 撮影会よりも安い
  • レベルの高いフリーランスモデルさんも登録している

Rememberは登録しているモデルさんも多いので便利です。ポートレート・カメラマンは登録しておいて損はありません。

マッチングサイトが向いているカメラマン

作例が少し溜まってきたカメラマンにおすすめです。


あくまでモデルさんが承諾してはじめて撮影が成立するので、作例が全く無いうちは難しいですが、撮影会で2〜3名程度撮ったらマッチングサイトへ手を伸ばしてみましょう。

SNS

TwitterやInstagramを活用してモデルさんを探すことも有効です。

SNSのメリット

  • 多くのモデルさんにアプローチできる
  • 料金は交渉次第(無償の場合も)
  • モデルさんが写真を投稿してくれると拡散される


モデル探しを考える時に、「SNSで募集しよう!」と思いつくはずです。ただ、SNSでの募集は一番ハードルが高いことは理解しておきましょう。

SNSでのモデル探しが難しい理由

  • フォロワーが少ないと無視される
  • 作例が少ないと無視される
  • トラブルも多い


SNSは良くも悪くも、フォロワー数がものを言います。


写真の上手さとフォロワー数は必ずしも比例しないのですが、モデルさん側もカメラマンの拡散力も見ているので、残念ながらこの問題は避けられません。


コツは自分と同じくらいのフォロワー数の方に依頼をすることです。あまりにフォロワーが多い方ですと、依頼してもまず返事がありません。相手にとって撮られるメリットが無いからです。


また、お互い身元がわからないのがSNSの世界です。当日のバックレや、金銭問題になってしまうケースも少なからず散見されます。

SNSが向いているカメラマン

撮影会やマッチングサイトなどで、撮影の流れに慣れてきた人。


作例がある程度たまってきた人はSNSのアカウントを育てましょう。

フォロワーが少ないうちはキツいのですが、続けていれば着実に増えますし、1,000人を超えてくるとモデル探しは非常に楽になります。


WEBサイトで募集をする

自分のポートフォリオ・サイトを作って募集を行うことも有効です。

WEBサイトのメリット

  • 自分の写真に共感してくれる人を集められる
  • 相手から申し込んでくるので、断られることが無い

ただ、WEBサイトだけで募集を獲得するのは実際はかなり困難です。

WEBサイト単体での募集が難しい理由

カメラマン個人のポートフォリオ・サイトがGoogleやYahooの検索で上位に表示されることは、まずありません。


例えば、モデルをやってみたい人が「ポートレート カメラマン」と検索してもアナタのWEBサイトが検索上位に上がってくることはない、ということです。


では、なぜWEBサイトを作る意味があるのかというと、

  1. SNSよりも写真を大きく綺麗に掲載できる
  2. 信頼度が増す


からです。
SNSのプロフィール欄にURLを貼っておけばGoogleの検索で引っ掛からなくても一定のアクセスは見込めます。


あるいは、SNSのDMで撮影を打診する際に、ポートフォリオのURLも添えておくと、撮影が成立する可能性が上がりますので、作っておく事をおすすめします。

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つまり、WEBサイトはSNSとの併用で真価を発揮するということです!


ポートフォリオ・サイトの作り方は下記の記事にまとめています。

WEBサイト活用が向いているカメラマン

ある程度作例があるカメラマンに向いています。
SNSとWEBサイトを併用しながら撮影実績を積み上げていきましょう。

友人・知人に依頼する

最後の方法はとてもシンプルです。
お願いはしやすいのですが、SNSなどに掲載するのは抵抗がある人も多いので、ご本人の許可が得られた場合にお願いしましょう。


ただ、モデルをやった事がない人を撮るのは実は凄く難しいです。なので、あえて知り合いを撮影して、自分の実力値を測るのもオススメです。

撮影依頼の時の注意点

モデルさんに依頼を出す時の注意点です。

  • 身元を明らかにする
  • 撮影内容を具体的にお伝えする
  • 報酬について確認する
  • 写真の掲載についても確認する


普通なことなのですが、これができていないカメラマンが非常に多いです。

身元を明らかにする

身元については、「東京都でカメラマンをしています〇〇と申します」というレベルでいいのですが、できれば本名を名乗りましょう。場合によっては、身分証明書の画像を送ることを提案するのも良いです。


ポートレートはカメラマンとモデルさんが1対1で撮影する事が多いです。そのため、事前にモデルさんにはできるだけ安心していただける配慮が必要です。

撮影内容を具体的にお伝えする

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ポートレート界隈では、「変態カメラマンに肌の露出を求められた」などという問題が後を絶ちません・・・・・・。


そのためモデルさん達もカメラマン選びには慎重になっています。


撮影内容はモデルさん達にとって重要な判断材料になりますので、場所・時間・撮影イメージを具体的に伝えましょう。


撮影イメージは言葉で伝えるのが難しいので、Pinterestなどでイメージに近い画像を共有するのもおすすめです。

報酬について確認する

報酬はモデルさんが明記していれば良いのですが、そうでないケースも多々あります。


無償で受けてくれる人もいれば、「1時間5,000円」といった設定をしている人もいます。


後々トラブルにならないためにも、事前にクリアにしておきましょう。交通費が含まれているかいないか、などはよく誤解が生じる部分なので注意が必要です。

写真の掲載について確認する

撮影した写真を何に掲載するかを事前にお伝えし、許可を得ましょう。


私のSNSやWEBサイトに作例として掲載させて頂きたいです」


と事前にお伝えするのがおすすめです。これはカメラマンにとっての自衛策にもなります。

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知り合いのカメラマンで実際このトラブルに遭った人が数名います・・・・

知り合いのカメラマンの事例:

大学生だったモデルさんを何度か撮影し、SNSへもたくさん投稿していた。しかし、モデルさんが就職するタイミングで「これまで撮影した写真はSNSから削除して下さい」と一方的に連絡がきた。


こういうトラブルは実際にあります。


特にSNSを主戦場とするカメラマンの場合、掲載できない写真に価値はありませんから、お金と労力の無駄になってしまいますので、事前に明確な許可を取り付けることがおすすめです。

モデル選びの注意点

最後にモデル選びの注意点についてです。

写真のクオリティ= カメラマンの力量 x モデルの力量



といえます。
カメラマンとモデルのどちらかだけ上手くてもいい写真にはなりません。


ですので、モデルさんは可愛ければ・かっこよければ誰でもいいというワケではありません。

モデル選びの際に見るポイント

  • どんなカメラマンに撮られているか?
  • いつも同じ表情やポーズではないか?
  • 写真を加工している形跡はないか?
  • フォロワーを買っていないか?
  • レスポンスが極端に遅くないか?


私が見る大まかなポイントです。
どれか一つでも気になる点があれば、打診はしません。

変態カメラマンっぽい人にばかり撮られているモデルさんは避けましょう。自分も同じ属性であると周囲に誤解を与えかねません。


また、レスポンスも要注意です。学生さんなどで、あまりビジネスマナーを知らない人も多いのが実態です。既読がついても丸二日返信がないようなモデルさんは避けるようにしています。

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常識のあるモデルさんは「DM拝見しました!夜になると思いますが追って返信します」など取り急ぎ返信してくれるので安心です。



レスポンスが悪い人は、こちらのテンションも下がりますし、事前にイメージを上手く共有できず、写真のクオリティが下がってしまいます。報酬が発生する場合に限らずですが、お互い気持ちよく撮影できるよう心がけましょう。



今回は以上です。


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