
ねぇ、やっぱりカメラマンから見て「この写真ないわー」みたいなのってあるの?



というより「勿体ない!」って感じの写真は結構ありますねぇ。



例えばどんなの?



じゃあダメな写真と、撮り方のコツを説明しますね。
✔️この記事でわかること
- 男女別よくあるNG写真
- 見てもらえる写真の撮り方
✔️この記事を書いている人


✔️登場人物





では早速いってみましょう!
マッチング・婚活アプリでよくあるNGな写真とは
言うまでもなく、婚活においてプロフィール写真は非常に大切です。写真が微妙であればクリックさえされず、プロフィールの詳細なんて読んでもらえません。
ダメダメな写真を掲載しておいて、「自然体でいられる人との出会いを・・・」なんて言ってるのは論外。大半の人はアナタのプロフィール文章にすら辿り着かないんですから。



自然体もクソもありません。それ以前の問題です。



急に口悪いわね。
よくあるNG写真(男女共通)
まず、男女共通でよくあるNG例から。
①飲み会などの集合写真を切り取って使う


これ、本当に多いです。
社会人になると自分が写ってる写真って急に減りませんか?自分が写ってるのはもう会社の飲み会の集合写真くらいしかない、、、、みたいな。



確かに、だんだんと自分の写真って撮らなくなったな。



そうなんですよね。スマホがあってもカメラロールには自分がいないっていう。。。
なので、とりあえず飲み会の写真を切り取って使いたい気持ちも分かるんです。分かるんですが・・・・デメリットが多いので正直オススメできません。
✔️飲み会集合写真切り抜きのデメリット
- 画質が荒くなる
- 顔が歪む
まず画質です。
どんなカメラであっても画質が落ちる条件が2つあります。1つは、切り取ったものを拡大した時。もう一つは、暗い場所で撮った時です。居酒屋とかって暗いじゃないですか。なので、この2つの条件を満たしちゃうんです。上の写真の一部を切り取ってみるとこんな感じ。


画質としてはかなり荒くなってしまいます。この写真は一眼カメラで撮ってるのでこの程度で済みますが、スマホで撮った場合は画質がさらに悪化します。また、暗い場所で、カメラの感度を上げて無理やり明るく撮るとノイズが出て画質は劣化します。



なるほどね。顔が歪むっていうのは?



マリミさん、スマホで撮った時に顔が「ミョーン」と伸びた感じになった事ありませんか?



あるかも。
スマホやPCのカメラについてるレンズは広角レンズになっていて、特にフレームの端に入った被写体は歪んで見える性質があります。なので、集合写真を撮った時に端の方にいたりすと、顔が歪んで写ってしまいます。
良い例がなかったので、歪みを補正するソフトウェアのWEBサイトから引用しましたが、左側の写真は歪んでますよね。これと似たような状態をスマホ写真で経験した事があるのではないでしょうか。





飲み会の写真は残念ながらいいことが無いんです。。。
②そもそも本人が写っていない


同じく非常に多いのが、もう本人すら写ってないパターン。
そもそも出会う気ありますか?っていうレベル。2枚目や3枚目に本人の写真があるならまだしも、それすら無い。
自分の写真を載せるのが恥ずかしい・怖いなどの理由はるかもしれませんが、そもそも自分の写真さえ掲載していない人に「誠実な方と・・・」「真剣な出会いを・・・」などと言われて、「この人はきっと真面目な人なんだ!」なんて思う脳天気な人はいません。



アジサイにそんな事言われても困りますね。



いや、だから口悪いって。
真面目に恋愛をしたい人ほどきちんと相手を見ます。ちゃんとした人に出会いたいなら、まず自分がちゃんとする。
こういう「自分不在」な写真を載せるのはミドサー以上の世代に多く見られます。「自分を晒したくない」と思う人が増えるのかもしれませんが、何度も言うように、まともな人は寄ってきません。むしろ、こういう写真は暗い人を呼び寄せてしまいます。
あと、ミドサー以上の世代の人に知っておいていただきたいのは、20代の子たちはこういう写真を使わず、潔く自分の顔がしっかり分かる写真を載せている人がほとんどです。若い人の方がこの辺りのリテラシーや感覚はしっかりしていて「ちゃんと出会いたいならちゃんと写真を載せる」という当たり前ができています。



写真の身バレが怖い人は、イラストで代用するなどの方がいいですよ。
よくあるNG写真(女性編)
ここからは男女別で、よくあるNG写真について説明します。
女性の場合は基本的に「やりすぎな写真」が多く、男性は「やらなすぎな写真」が多いです。



まぁ、年齢と共に色々見せたくないところも出てくるのよ。



気持ちはわかりますが、「やりすぎ」は意図が透けて見えて興醒め写真にしかなりません。



え、なんか厳しくない!?



まぁ、、、私のブログなのでズバっと書かせていただきます。
①目を見開きすぎ


目を大きく見せたい気持ちもわかりますが、、、ただただ怖いです。「目を大きく見せたいんだな・・・・」と思われるだけで、何のプラスもないのでやめましょう。
②接写・切り取り過ぎ


接写で撮って、顔を切り取るやり方ですね。
自分の顔で自信のあるところだけ切り取って見せる方法です。



自信あるところだけ見せるのはダメなの?



ダメではないのですが、デメリットも多いんです。
デメリットは2つ。
1つ目はこの撮り方がもう古くさいこと。2つ目は「奇跡の一枚」判定されやすい事。
隠してる事がバレバレだと警戒されるだけ
目以外のパーツが写ってない。他の写真でも、顔が分かるものがない。それなりに恋愛経験を積んできたまともな男性はそういうプロフィールの女性は直感的に避けます。
③加工しすぎ


シンプルに加工しすぎなパターン。年齢に対して不自然にシワがない。顔が異常に卵型でのっぺり。中には40代でSnowで撮って猫耳やヒゲが付いてる人も。もし真剣に婚活をしているのであれば、「痛い」と思われるリスクが高まりますので止めましょう。
加工写真は「楽しむため」のものであって、他人を欺くためのツールではありません(そもそもバレますが)。楽しみたいのであれば、SNSなど婚活とは別の場所がオススメです。
そして、加工の歯止めが効かなくなっているのはアラフォー以降の世代です。20代ではほとんど見かけません。「加工の必要がない」というよりも、ここも20代の方が感覚がしっかりしているからだと感じています。



以前、20代の女性に「ちゃんとした彼氏作りたいのに加工写真とか使わないでしょ」とド正論をぶちかまされました。
女性のNG写真は「よく見せよう」と頑張り過ぎて不自然になってしまうケースがほとんど
よくあるNG写真(男性編)
男性の場合はむしろ「頑張らな過ぎ」が原因のケースが多いです。
①暗い場所で撮っている


本当に多いのが、自宅でスマホで適当に撮った写真。蛍光灯の光だけで薄暗かったり、顔が暗くてよく見えなかったり。写真が暗いと、印象も「暗い人」「怖い人」になってしまいます。
夜に急に思いついたように部屋で自撮りした写真を使うのはやめましょう。
②顔が恐い・無表情





いるわね、、、。



謎にメンチ切ってる人ですね(笑)本人はそのつもり無いのでしょうけど。。
無駄にシリアスな顔で撮るのはやめましょう。
恐い印象を与えることはあっても、「カッコいい」と思われる事はありません。特にアラフォー世代より上に多いです。履歴書の写真ではないので、少なくとも笑いましょう。
無表情オジサンは多い。つまり、笑うだけで一歩先をいく。
③謎のガッツポーズ


何の意思表示かわかりませんが、とにかく意味不明なのでやめましょう。。。
④その他もろもろ
男性の場合、とにかく「爽やか」「きちんと感」がある写真が最強です。「恐い」「不気味」「暗い」といった印象を与えないことが最善策。
✔️その他よくあるNG写真
- 服がヨレヨレ:清潔感がない
- 黒マスク:恐い
- 写真がブレてる:写真に気を遣っていない=だらしない人、という印象に
どれもちょっと気を遣うだけで改善できるポイントなのですが、これができていない人はとても多いです。言い換えるとちょっとの事で、周りと差をつけることができるという事です。是非今回紹介したNG例をやっている人は、すぐ改善しましょう。
良い出会いにつながる写真の撮り方



NG例は分かったけど、じゃあどう撮ればいいの?



いくつかポイントを紹介しますね。
①自撮りは使わない。基本は他撮り。
まず、ちゃんと婚活するなら「自撮り」はオススメできません。理由は以下の通りです。
- 自撮りはどうしてもナルシスト感が生まれてしまう
- 客観性が無い
- やり過ぎてしまう
年代にもよりますが、自撮りはどうしても「自分が好き」「自信がある」みたいな印象を与えてしまいがちです。これは本人が実際にそうかは関係ありません。見る側の感覚に依存します。婚活写真の良し悪しは「相手に与える印象」によって決まります。判断の基準は相手側にあるので、なるべく悪い印象を与えかねない要素は排除しましょう。
また、自撮りはどうしても「自分が思うイケてる角度・表情」で撮ることになります。ただ、他人から見た自分というのは結構違うことが多いのです。



自分的には微妙な写真なのに「この写真いいね」なんて言われて「えっ?」ってなった事ありませんか?



あるかも。



私も、撮影させて頂いた人が選ぶベストショットと私が選ぶのは全然違うことがほとんどです。
他人から見た「可愛い・カッコいい自分」は意外と違うって事です。婚活では「他人から見て素敵な自分」を載せることが重要なのですから、客観的な視点が入る他撮りの方が良い結果に繋がりやすいんです。「加工しすぎる」も同じです。他人から見ると「いや、、、やり過ぎでしょ」と思うんですが、本人的には「ちょうどいい。なんなら足りない」くらいに思ってるものです。
他人から見てベストな自分が分かるのは他人だけ。だから婚活では他撮り。
✔️他撮り写真がない場合
とはいっても、誰かに撮ってもらった写真が全然ない人もいると思います。その場合、友達に撮ってもらうのが一番簡単ですが、それも難しい場合(婚活してるのがバレたくない、など)はカメラマンに依頼するのが一番手っ取り早いです。
大きく分けるとスタジオに依頼する方法と、フリーランスのカメラマンに依頼する方法があります。それぞれの方法や料金相場は下記の記事にまとめているので興味があれば読んでみてください。


②日中に撮る。


基本的には明るい場所で撮りましょう。
写真は明るい方が印象が良くなります。一番いいのは日中に撮ることです。屋内で撮る場合でも窓からの自然光を上手く使って撮ると綺麗に撮れます。
良くないのは、夜に部屋の電気の灯りで撮る事です。
- 部屋の照明は暗いので、画質が悪くなる
- 上からの光になるので顔に変な影ができる
- 日常感が出過ぎてしまう



特に茶色のクローゼットのドアの前などで撮るのは止めましょう。日常感が異常に出ますし、ドアの色が肌に反射して汚くなります。
どうしても自宅で撮りたい場合は下記のポイントに気をつけて撮ってみてください。
- 日中に窓からの光が入るところで撮る
- 白い壁などで反射した光が顔に当たるように
- 晴れの日は太陽光が直接顔に当たらないようにする(曇りならOK)
大事なのは直射日光ではなく部屋の壁の反射光で自分を照らすこと。もし、顔が暗いと感じた場合には、白い紙や白シャツなどをレフ板の代わりにして明るくすることもできます。晴れの日の直射日光は、顔に影ができたり、肌の凹凸が強調されるので顔に当てないようにしましょう。
最後に:写真は婚活の成功を左右します。


婚活ではアプリであれ、相談所の検索画面であれ、まず写真が目に止まるかで勝負が分かれます。婚活アプリを使った事がある人は自分の行動を思い返してみてください。
画面に表示されたうち、何人のプロフィールを読みにいきますか?
まず、写真が目に止まって「おっ」と思わないと、手は止まりませんよね。そのままスクロールしていきます。感覚的には50%の写真は視界に入っておらず無意識に近い状態でスルーされ、残りの50%のうち10%くらいがクリックされる感じでしょうか。つまり、見られてさえいない写真が大半なわけです。
写真が見られないと当然ですがプロフィールなんて読んでもらえる訳が無い。多くの人が「自分のプロフィールはしっかり読まれている」と勝手に勘違いしていますが、アナタがそうしているように、他の人もほとんどプロフィールを読みません。
プロフに辿り着いて読んでもらうのって実は大変なこと。
ここを理解せず、プロフィール文や一言コメントをこねくり回しても意味がありません。まずは見てもらえる写真を準備することから婚活対策は始まります。
撮影依頼もお待ちしています!


私もカメラマンとしてプロフィール撮影を請け負っています。
上記のサイトに作例を掲載しているので、ご覧いただけると嬉しいです。



事前のオンラインでの打ち合わせで撮影イメージも相談しながら、じっくり撮影をしていきます。
婚活は何かと準備が大変で写真はおろそかになりがちです。ですが、そこで勝負が分かれるので、是非しっかり取り組みましょう。