
婚活用の写真が必要なんだけど、結婚相談所から紹介されたスタジオがなんか微妙なのよね。WEBサイトに載ってる写真もなんか古臭いし・・・。
本記事では以下のような悩みを解消します。
・結婚相談所から紹介されたスタジオが微妙・・・
・典型的な「お見合い写真」はちょっと嫌・・・
・自然な感じで撮って欲しい
・前に撮った写真が気に入らないから撮り直したい
私自身もカメラマンをしていますが、撮影のお問合せをいただく方の多くは上記のようなお悩みを持っています。今回はカメラマンの目線から、婚活スタイルに併せたオススメの撮影サービスを紹介します。



ちょっと辛口でいきます!
✔️この記事でわかること
- お見合い写真のスタジオがオススメできない理由
- 出張カメラマンサービスのメリットとデメリット
- オススメできる出張カメラマンサービス
✔️この記事を書いている人


✔️登場人物





私自身も撮影サービス(Aimer)を運営していますので、是非ご覧ください。





では早速いきましょう!
何も考えずスタジオに写真撮影をお願いするのが危険な理由
婚活用の写真をが必要になったらどこに依頼するでしょうか?まず、スタジオが思い浮かぶと思います。結婚相談所と提携しているスタジオも多いので、相談所から紹介されることもよくあります。ただ、言われるがままにスタジオで撮るのはオススメできません。
✔️スタジオ撮影の注意点
- 写真がテンプレ化していて婚活で埋もれる
- カメラマンが「こなす作業」として撮影している
- カメラマンのレベルが低い
スタジオのWEBサイトには「婚活写真はプロに任せるべきです」みたいなことが書かれています。カメラマンの私が言うのも何ですが、、、これを鵜呑みにしてはいけません。
「写真が気に入らない・・・」撮り直しする人が続出する理由


私に依頼をくれる方の半数以上は「撮り直し」をされたい方です。「婚活で使ってる写真が気に入らなくて・・・」という方が多いんです。そして、お話を聞くと、ほぼ100%スタジオで撮った写真を使われています。
なぜ、そんなことが起きるのか?
理由として、婚活の忙しさがあります。婚活を始める時は、相談所に申し込みをして、卒業証明、独身証明、収入証明などを揃えたり、アドバイザーと面談したり・・・。やる事が多くて、とにかく忙しいんですよね。
そんな目が回るような状況で、相談所の人から
「あ、それと写真も必要なんで撮ってきて下さい。ここのスタジオで撮って貰ってる人多いですよ」
なんて言われたら、もうそこに行きますよね。「婚活 写真 おすすめ 東京」なんて検索してる暇なんて無い。皆んながそこで撮って貰ってるなら大丈夫だろう。そうして、よく調べないままに撮影に臨む、という人が大半なんです。



たしかに、とにかくやる事をさっさと終わらせて婚活のスタートを切りたいって思っちゃう。
8割の人が婚活開始時に写真についてきちんと調べる余裕がないまま撮ってしまう。



もしアナタがこれから初めて婚活写真を撮るなら、スタジオ以外の選択肢もある事を知った上で比較検討してみて下さい。
スタジオでの「写真のテンプレ化」や「カメラマンのレベル」といった問題点については、下記の記事で詳しく書いていますので、併せてご覧ください。


増えている出張カメラマンサービス|メリットやデメリットは?


ここ数年、カメラマンの出張サービスが急速に増えました。
✔️出張カメラマンのサービスが急速に普及した背景
- 副業でカメラマンをする人が増えた
- ミラーレス機の普及により価格的にも写真を始めやすくなった
- SNSの普及
- 写真を必要とするフリーランスの方が増えた
出張カメラマン・サービスのことをカメラマン・マッチングサイトと呼んだりもします。



婚活アプリやマッチング・アプリとややこしいので、このブログでは「出張カメラマンサービス」で統一しますね。
出張カメラマンサービスはスタジオと比べてどんなメリットやデメリットがあるのでしょうか。
出張カメラマンサービスの仕組み


サイトによって若干違いはあるものの、大体下記のような使い方になります。
撮影エリアや日時などの条件から、撮影可能なカメラマンを検索する。料金はカメラマンによってバラバラなサービスもあれば、一律のサービスもあります。
写真が好みのカメラマンが見つかったら依頼を出します。
この時点ではまだ撮影は成立していません。
依頼をもらったカメラマン側がそれを承諾する事で、予約が成立します。細かい日時や場所を調整します。
撮影当日は決められた時間と場所に集合し、撮影を実施します。
カメラマンは撮影データを編集し、後日データを納品します。納品枚数はサイトによってバラバラです。30枚としているサイトや、75枚のサイトもあります。
出張カメラマンのメリットとデメリット
スタジオ撮影と比べた時にどんなメリットやデメリットがあるかを説明します。
✔️出張カメラマンのメリット
- 自分の好きなテイストのカメラマンに依頼できる
- 写真にバリエーションが出る
- 自然な感じで撮りやすい
カメラマンの指名をできるスタジオはほとんどありません。ですので、スタジオのWEBサイトにある写真がよかったとしても、実際に撮るカメラマンは違う人になることもあります。
また、スタジオは「1ポーズいくら」という料金体系になっており、最大2ポーズ(バストアップと全身)という感じなので、バリエーションが出せません。出張カメラマンの場合は、ポーズではなく撮影時間単位で料金が発生しますので、時間内で色々バリエーションを出す事ができます。



散歩しながら撮る、みたいなイメージが近いです。
✔️出張カメラマンのデメリット
- ヘアメイクの手配は別途必要な場合が多い
- 屋内撮影は高額になる傾向
- 天候の影響がある
女性の場合、ヘアメイクもお願いしたいという方もいると思います。スタジオは「ヘアメイク付プラン」がある事が多いのですが、出張カメラマンサービスの場合は別途手配が必要な場合があります。



最近はヘアメイク付プランのある出張カメラマンサービスも増えています。
また、出張カメラマンによるプロフィール撮影は基本的に屋外での撮影になりますので天候の影響を受けます。照明機材などが揃ったスタジオで撮影する場合はスタジオのレンタル料金が別途かかる点も注意が必要です。
オススメの出張カメラマンサービス4選
それぞれ特徴がありますので、自分にあったものを見つけてください。
LOVEGRAPH(ラブグラフ)


最初にご紹介するのはLOVEGRAPH(ラブグラフ)
業界の中でも有名なサービスです。カメラマン界隈でも「ラブグラフで活躍している」と言われると「おぉ」と思うほど、ラブグラフのカメラマンの質は高いです。
✔️とにかくカメラマンのレベルが高い
特徴は、カメラマンの審査が厳しいことです。さらに、ラブグラフで正式にカメラマンとして活動を開始するためには、一定の研修を受ける必要がありますので、必然的に「上手い人」しかいません。



私の知り合いでもラブグラフの審査に何度も落ちたカメラマンもいました。
上手いというのは、画質や構図がどうという「技術」のお話だけではなく、「雰囲気のある写真」を撮る能力があるという意味です。
✔️女性カメラマンの比率も高い


女性の中には「できれば女性カメラマンにお願いしたい」と思う方もいると思います。ラブグラフは女性カメラマンの比率が高めなので、探しやすいです。
✔️ラブグラフはこんな人にオススメ
・とにかくカメラマンの質にこだわりたい
・よくある「お見合い写真」ではなく雰囲気のある写真を残したい
・婚活用だけでなく自分の記念用としても残しておける写真が欲しい
✔️ラブグラフの標準プラン
撮影料・・・23,800円
納品枚数・・・75枚
撮影時間・・・90分
カメラマンの指定・・・可
ヘアメイク付プラン・・・無し
ラブグラフはヘアメイク付プランがありません。必要な場合は、ご自身で「アトリエはるか」さんなどで、別途ヘアメイクをしてから撮影に向かうスケジュールを組みましょう。
Photojoy(フォトジョイ)


2つ目はPhotojoy(フォトジョイ)です。
業界で初めて「マッチングアプリ専門」を打ち出したサービスです。家族写真などはありません。マッチング用に振り切ったサービスです。
✔️マッチングアプリ用の周辺サービスが充実
とにかくマッチングアプリ特化なサイトだけあって、オプションとしてマッチング率を上げるための面白いサービスを展開しています。
・スタイリスト同行のコーディネイトプラン
・ヘアメイク付プラン
・プロフィール文作成プラン
✔️フォトジョイがオススメな人
・とにかく「異性にウケる写真」が欲しい人
・Pairs・omiai・withなどの婚活アプリも使っている人
・服装の相談もしたい人



フォトジョイはどちらかというと男性の利用者が多いです。また、カメラマンの指定ができない点は注意してください。
✔️フォトジョイの標準プラン
撮影料・・・13,200円
納品枚数・・・30枚
撮影時間・・・45分
カメラマンの指定・・・不可
ヘアメイク付プラン・・・有り
Otophee(オトフィー)


3つ目はオトフィーです。
Photojoyのようにマッチングアプリに特化した撮影サービスです。マッチングが増えなかった場合には全額返金という強気なプランを打ち出しています。
✔️マッチングアプリに詳しいカメラマンのみ在籍
オトフィーの特徴はマッチングアプリの経験があるカメラマンしか登録できないことです。単純に「綺麗な写真」ではなく「異性にウケる写真」を目指したサービスなので、カメラマンに求める基準も変わっています。撮影中にプロフ文についての相談も可能という徹底ぶり。
✔️オトフィーが向いている人
・とにかく「異性にウケる写真」が欲しい人
・Pairs・omiai・withなどの婚活アプリも使っている人
・プロフィール文の相談もしたい人
・急いでる人(最短翌日納品)
✔️オトフィーの標準プラン
撮影料・・・16,500円
納品枚数・・・撮影データは全てお渡し(※)
撮影時間・・・45分
カメラマンの指定・・・可
ヘアメイク付プラン・・・無し
※撮影データは全部渡してもらえますが、レタッチ(編集)をしてもらえるのは5〜10枚になります。
マッチングフォト


4つ目はマッチングフォトになります。
オトフィーと同様、マッチングアプリ特化型のサービスです。こちらは「いいねが増えなかったら全額返金」というさらに強気な姿勢を打ち出しています。
✔️婚活のトレンドを取り入れたサービス展開
マッチングフォトは「パーソナルカラー診断+ヘアメイク」「骨格診断+ファッションコーデ」などの独特なプランを展開しているのが特徴的です。婚活写真は画質がいいだけではダメで、当然、服装や髪型・メイクなどの要因が強く結果に影響します。そういう意味では非常に時代にあったサービス展開といえます。
✔️マッチングフォトが向いている人
・とにかく「異性にウケる写真」が欲しい人
・Pairs・omiai・withなどの婚活アプリも使っている人
・プロフィール文の相談もしたい人
・パーソナルカラー診断にも興味がある人
・骨格診断診断にも興味がある人
✔️マッチングフォトの標準プラン
撮影料・・・12,800円
納品枚数・・・35枚
撮影時間・・・45分
カメラマンの指定・・・不可
ヘアメイク付プラン・・・有り
4社を一覧で比較
サービス名 | 標準プラン料金 | 撮影時間 | 納品枚数 | 納期 | カメラマン指定 | ヘアメイク付プラン |
---|---|---|---|---|---|---|
LOVEGRAPH(ラブグラフ) | 23,800円 | 90分 | 75枚 | 1〜2週間 | ○ | ✖️ |
Photojoy(フォトジョイ) | 13,200円 | 45分 | 30枚 | 5営業日 | ✖️ | ◯ |
オトフィー | 16,500円 | 45分 | 全データ | 最短翌日 | ◯ | ✖️ |
マッチングフォト | 12,800円 | 45分 | 35枚 | 〜3営業日 | ✖️ | ◯ |
それぞれのサービスの強みがありますので、ご自身が必要なサポートに併せて選んでみてください。
婚活写真は「自分らしい」の時代へ
婚活写真は以前の「お見合い写真」から時代が変わってきています。
白い壁のスタジオで、斜めに立って女子アナのように撮る写真は既に時代遅れになってきています。昔はカメラマンの参入障壁が高く、「撮影サービス」というのはスタジオの独占状態でした。機材も高額で、スタジオマンとして修行した人のみが撮影していました。
ですが、時代は変わりカメラマンの参入障壁が下がりました。若い世代や副業カメラマンが続々と「新しい感性」と共に参入したことで、業界の構造は大きく変わりました。スタジオの独占状態は終わり、彼らも危機に晒されています。
旧態依然としたスタジオの感性は現代の婚活には時代遅れ
私自は元々はアパレル関連やモデル・役者の宣材写真をメインに撮影していました。ですがコロナになり、一般の方から婚活写真のご依頼をいただく事が増えて今に至ります。
婚活写真・お見合い写真の世界を知った時、スタジオの旧態依然とした姿勢に驚きました。
純粋な疑問として、なぜ、スタジオでは「同じ写真」しか撮らないのでしょうか?白い窓枠、白いレンガ調の壁、観葉植物、女子アナルック、、、皆が同じです。
こういう写真は本当に婚活に最適なのでしょうか?一体どれだけの人が、本当にこういう写真をいいと思って自分の婚活に使っているんでしょうか?
今は、親や上司が「この人どうかしら」なんて言いながら大きな見開きの写真を見せてくるような時代ではありません。相談所やマッチングアプリを使って、スマホを開いて、検索をしてアプローチをしたりされたりする時代です。
現代の婚活における写真の役割は、相手の視線を止め、人柄を伝えること
無数にならぶ婚活ライバルの中で、相手の視線を留めないといけません。にもかかわらず、なぜ他の人と同じ様な写真を使うのでしょうか?目立たないといけないのに埋もれにいく、という大きな矛盾。
理由は2つあります。
まず、スタジオ側がテンプレ化することで、自分達の手間を省いていること。感性なんてそこにはありません。「作業」です。画角を決め、照明の設定を決め、シャッターを切れば誰でも同じ写真を撮れるようにしている。新人でもベテランでも同じ。そうすることで、時間的なコストを抑え価格に反映しています。



これもある種の企業努力ではありますね。
2つ目は、撮ってもらう人(婚活する人)が忙しすぎて、写真についてじっくり調べる暇がないことです。これは冒頭にも書きましたが、やる事が多くて忙しいので「皆がそこで撮ってるから」と思考停止状態でスタジオに依頼してしまいます。
テンプレお見合い写真と自分のギャップに苦しむ女性は多い
女性にとって昔のお見合いは、「行き遅れないようにお嫁に貰ってもらう」みたいなトーンだったと思います。なので、言い方は悪いのですが写真のアプローチも「商品」を撮るような形に近かったのだと推測します。いわゆる物撮りですね。


手段が相談所であれアプリであれ、皆、自分らしく人を好きになって結婚したいと思ってるのではないでしょうか。私自身が婚活女性と多くお話する中で、テンプレお見合い写真に写っている自分と、本当の自分との間に大きなギャップを感じてしまい戸惑っている方も多いです。



男性は不思議と全然いないです。「女性ウケすればOK!」みたいなシンプルな思考の人が多いので(笑)
つまり、テンプレお見合い写真はもう時代に合っていないのだと思います。今必要とされているのは、「綺麗に・かっこよく撮れてる」は前提になりますが、どこかにその人らしさや等身大の無理のない笑顔がある写真だと私は考えています。
「婚活」という仕組み自体がまだまだ新しいもので、成長段階にあります。その中の「婚活写真」は「お見合い」の時代の慣習をズルズルと引きずったまま今に至っています。そういう状況だからこそ、この記事を読んでくれた方には「自分らしく婚活できる写真」を意識していただけたらと思います。



最後ちょっと熱く語ってしまいましたが、そんな感じで私も撮影頑張ります!